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 料金が分かりにくい

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便利屋の料金が分かりにくいのは、サービス内容が分かりにくいのと絡む話です。

依頼者によって希望する作業度合いが違うし、同じサービスでも作業内容は依頼者の来内容に合わせて少しずつ異なります。
例えば、どこまでピカピカにするのか違うケースなどがあります。

また、現場を見ないと判断できないケースも多くあります。ゴミの種類や量/部屋の状態によって見積もりが変わるケースなどは、細かい説明をしても依頼者側はよく分からないでしょう。
結局のところ、複数の相見積もりを取って、比べてみることで料金の妥当性を判断する以外にありません。

時間単価の作業の場合、概ね2,500円〜4,000円/(時間)程度の料金が多いようです。
そもそもどうして3,000円なのでしょうか?

オーダーメイド(お誂えサービス)

便利屋は、依頼者それぞれのニーズに合わせた仕事となります。つまり完全オーダーメイドですので、どうしても割高になる部分があります。
作業内容も作業場所も作業日時も様々で、無料見積りや移動・時間合わせ・材料調達などの事前準備なども必要です。

逆に、同じ場所で同じ事を繰り返す仕事は効率が良いので安くなります。つまり、便利屋はそれの真逆というわけです。

実際の現場作業では、万全の準備きたして依頼者宅での作業を段取り良く早く済ますのが良い便利屋です。
つまり、現場での作業時間だけ仕事しててその時給が3,000円ではなく、それら全て込みで1時間3,000円なのです。

市場価格競争の原理

便利屋も商売としてサービス提供をしているわけですから、商売として成り立ち便利屋が食べていけるだけの収入が必要です。
競争の多い業種だけに、安くすれば依頼が増えるので、便利屋としては安くしたいのは山々なわけですが、それで食べていけなくなってしまっては本末転倒です。

便利屋が、顧客に満足されリピートがもらえる便利屋だけが生き残れる世界です。
このような自由市場での競争原理が働いている業種で、落ち着いた価格が2,500円〜4,000円という料金といえるでしょう。

便利屋が思う3,000円

むろん便利屋としても、3,000円や4,000円が安い金額だとは思ってないでしょう。
だから「いかにして3,000円のクオリティを上げるか」が勝負の分かれ目になります。

競争で生き残るためには、依頼者に滿足してもらわなければ駄目だからです。

たとえば1時間3,000円をご負担頂いたら、普通の人が普通にするよりも「半分の時間で倍の品質」の仕事ができるように精進します。
そうすれば1時間3,000円に価値が出てきます。

いくつかのケースで考えてみましょう。

< 自分で6時間掛かる草むしりを草刈機も使って更に根っこまで抜き2時間半でしてくれた >
草の引取処分込みで1万円は高い?安い?

< ずっと落とせなかった汚れまで落としてピカピカに掃除してくれた >
3時間で9,000円は高い?安い?

< 一年近く片付けられず腰の高さまでゴミが。その日のうちにあっという間に綺麗に >
総額10万5千円。高い?安い?
【内訳】
スタッフ2名×1日(時間3,000円×8時間×2人)
トラック車両費(燃料・有料道路代込み) 7千円
ゴミ処分場での廃棄費(運搬費込み) 5万円

いかがでしょうか?やはり高いと思いましたか?

料金の話で補足しておくと、依頼者が不安に思う追加料金の話があります。
これは基本的には、見積りの通りの作業内容・作業時間であれば追加料金はかかりませんが、問い合わせ時や見積もり時に追加料金や別途費用の話は、念のため確認しておきましょう。

なお、別の作業を追加する際には、料金の確認も一緒にするようにしましょう。時間内であれば追加料金が掛からないケースもありますが、一般的には見積もり以外の作業を追加した際の時間超過分は追加料金は必要でしょう。

もくじ

便利屋って何だ?
そもそも便利屋って?
便利屋のイメージとよくある誤解
便利屋はどんな仕事が出来るの?
便利屋が出来ない仕事
こんなときに便利屋に頼むと便利
便利屋のここが不安
本当に何でも出来るの?
サービス内容が分かりにくい
料金が分かりにくい
情報が少なすぎる
秘密やプライバシーは守ってくれるか?
いざ便利屋に頼むとすれば
良い便利屋の探し方
問合せの方法は?
見積りで失敗しないために
適正価格の判断基準
専門業者か便利屋か?
こんな便利屋の使い方が便利でお得
掃除・片付けなら、こう使え!
引越しならこう使え!
代行してもらうなら、こう使え!
遠方からの依頼は、こう使え!
修理を頼むなら、こう使え!
トラブルにならないために
便利屋との上手な付き合い方
おわりに

番外編:便利屋インタビュー

1.依頼者と便利屋の架け橋に
2.便利屋になった理由は「怖いもの見たさ」
3.便利屋が全部出来るわけはない
4.便利屋の仕事はどれも楽しい
5.本当は便利屋なんていらない
6.依頼者は一人暮らしの女性が多い
7.意外に少ない大工仕事
8.遠方から依頼して得する便利屋活用法
9.入り口よければ出口よし
10.一生付き合えるのが便利屋

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