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 便利屋インタビュー(7):意外に少ない大工仕事

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【聞き手】 ここも気になるところなのですが、便利屋さんに来る依頼内容のベスト5を教えてください。

【ポッポ】 うーん、多分、参考にならないと思うんですよ、うちの場合。と言うのも、さっきも言った様にチラシとネットで年齢層が変わるんですよ。で、うちの場合は最近、ほとんどチラシをまいていないんです。と言うのもチラシをまけば依頼が多すぎて回らなくなる。零細企業なので、あまり仕事を受けられないんです。だから、ネット中心。と言う事は比較的若い層からの依頼なんです。

【聞き手】 ほかの便利屋さんはチラシ中心ですか?

【ポッポ】 いや、ほかの便利屋の事はあまり知りません。

【聞き手】 そのネットからの依頼の多いのはどんなものですか?

【ポッポ】 いろいろですねえ。ハトの糞を掃除してくれとか、アイドルグッズ買ってきてくれとか、嵐のチケット取ってくれとか、ほんとにいろいろです。

【聞き手】 ああ、やっぱり若い人ばっかり。

【ポッポ】 これにチラシをまくと今度は、階段に手すりを付けてくれとか、ドアがぎいぎいいって閉まりにくいから直してくれとかが増えてきます。

【聞き手】 わかりやすいですねえ

【ポッポ】 ただ、便利屋を始める頃はもっと、大工仕事的な依頼が多いと思っていたんですが、それほど多くないんです。これはよくよく考えると、今ってどんな家具でも器具でも、昔みたいに木で出来ていてかなづちと釘でとんとん叩いて組み立てるそんな物って、あんまりないんですよね。昔は棚ひとつ付けるにしても木材を買って来て、のこぎりで切ってカンナで削ってって、そんなだったじゃないですか、今は伸縮自在の棚も当たり前に売ってるでしょ、大工仕事の必要がなくなって来てるんですよ。

便利屋インタビュー

1.依頼者と便利屋の架け橋に
2.便利屋になった理由は「怖いもの見たさ」
3.便利屋が全部出来るわけはない
4.便利屋の仕事はどれも楽しい
5.本当は便利屋なんていらない
6.依頼者は一人暮らしの女性が多い
7.意外に少ない大工仕事
8.遠方から依頼して得する便利屋活用法
9.入り口よければ出口よし
10.一生付き合えるのが便利屋

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