住まいの相談
便利屋の主な仕事といえば、ご家庭の雑用代行で、私たちも様々なご家庭に伺いますが、最近感じるのは"どこの住まいもモノがたくさんあるなあ"ということです。これはご家族がいても一人暮らしでも同じ。そこで"生活しやすい住まい"づくりのため、モノの収納や片付け、そのために必要なリフォームなどを承ることもあります。持ち家の場合、了承を得れば、どんな工事もできますが、頭を悩ますのが借家やワンルームなどの貸し部屋の場合。そこを出るときに"現状のまま返す"という契約条件があるので、柱や壁には釘一本も打つことはできません。
そこで最も手っ取り早い解決策は、配置した収納家具の側面を利用してしまうこと。例えば紐をかけるフック用金具をつければ帽子やハンガーかけの代用になります。また軽いものを載せる場合は、100円ショップやホームセンターにクッションタイプの"強力両面テープ"があるので、これを使って固定し、棚を作ってもいいでしょう(壁紙に貼ると、剥がすときに壁紙も剥がしてしまうので、事前に確認を)。
ここでちょっと豆知識。借りた部屋を出る際、不動産屋さんや大家さんに「畳がへこんで退色しているので弁償を」と言われても、支払う必要はありません。敷金から差し引かれることもありません。こういった"住んでいれば当然起こる変化"は"通常損耗"といわれ、借り手の責任ではないからです。詳しくは民事関係の法律専門家や消費生活センターにお問い合わせを。
また、掃除は便利屋へ依頼される業務の中で、最も多いものです。中でも住まいの掃除、部屋の掃除は、一人暮らしの方、共働きのご家族、高齢者の方と、様々な世代から依頼があります。依頼される場所も。家の中全体・部屋の中全体といった形から、キッチン、お手洗いといった個別の部屋掃除、あるいは住まいの外回り(外壁や屋根)、自家用車、庭などのお掃除まで依頼されることもあります。
住まいの掃除は案外手間と時間がかかります。ちょっと前の日本なら、お母さんが午前中を使って部屋のあちこちを掃除する姿がありました。また休日は家族全員で手分けしてお掃除する光景も、どこの家庭でも見受けられました。
しかし核家族化が進み、共働きの家庭が増えたことから、"親から子へ"掃除のノウハウを教える機会も少なくなりました。そういう子供がある日、都心で一人暮らしを始めると、まず掃除のノウハウが分からない。さらに仕事や学業・人付き合いで時間を割かれ、ますます"掃除する機会"を失います。高齢者だけのご家族の場合は、ご年齢や持病のせいで掃除のための動作ができない、連れ添いの看病に精一杯で、そこまで余裕がないといった話をされた方もいました。
仕事を依頼される方の多くは、こういった事から"掃除をしたくてもできない"方がほとんどです。そんな人たちの住まいを少しでもきれいにしてあげられれば・・・いつもそんな思いで掃除の仕事に臨んでいます。

