リフォーム
今から数年前、住まいのリフォームを特集した番組が人気を博していました。"イチから建て直すより低コスト、それでいて今の生活にマッチした住まいが得られる"という点が新鮮だったからでしょう。
リフォームは住まいに限らず、私たちの身の回りにある全てのモノが対象となります。便利屋にもこういったリフォームが得意な人たちがたくさんいます。元々、便利屋になった人の多くは前職の仕事を活かし、仕事の分野を広げるために、この仕事をしている方が多いのです。前職の中で最も多いのが建築関係です。また服飾関係や電気関係、自動車関係の仕事に就いていたり、専門資格を持っている方もいるので、古着や家電製品のリフォーム、自動車修理や塗装・改造までやってくれる便利屋もいます。あるいは自分の日頃の趣味を活かし、家具や小物、楽器やアクセサリー、古くなった模型や玩具のリフォームをしてくれる便利屋もいます。変り種は、心や人間関係のリフォーム、経営のリフォーム。カウンセリングやセラピスト、中小企業診断士といった専門資格を持っている方もいるので、こういった悩み事の相談にも乗ってくれます。
こういった仕事の多くは、便利屋にとって副業的な位置づけで、価格も良心的なのがメリット。何ができるかは業者のホームページ内に掲載されているプロフィールなどで分かります。さらに業者と会話を重ねることで、その業者の実力や経験もみえてきますので、納得のいくまで相談したほうがいいでしょう。
住まいのリフォーム
便利屋さんの中には前職が工務店や左官屋、水道・電気工事、クロス貼りの職人さんといった方も多く、その技術と経験を生かし、住まいのリフォームまで行なってくれる便利屋さんもいます。また自分にそういった資格や技術はなくても、地域の工務店や業者の人たちと協力し、窓口となってリフォームの仕事の請負や、職人さんを紹介してくれる便利屋さんもいます。住まいの片づけから、その後の改修まで請けてくれるとなれば非常に心強いですね。
こういったリフォーム工事を依頼する際は、その便利屋さんの資格や技術・経験などの有無、どういった業者さんを紹介してくれるかについて、ホームページでの調査や本人への確認をオススメします。電気工事や水道工事は内容によって資格がなければできないものもあります。便利屋は"お客様に言われた事をする"のがサービスの基本ですが、無理に引き受けた結果、未熟な技術による拙い工事で、漏電による火災、水漏れによる内装や家具の汚損といった結果を招くこともあるからです。また住まい全体の老朽化対策や耐震補強で梁や柱の一部に鉄骨などを使う場合、一級建築士の有資格者による設計・施工監理が必要になります。"便利屋のリフォームだから"ということで、その場はリーズナブルに済んでも、時間が経つにつれ、あとで高い代償を支払うことにもなりかねません。そのような結果にならないためにも、ぜひ慎重に業者選びを心がけてください。
住宅リフォーム
便利屋の仕事は、ご家庭の雑事や困りごとの代行が主ですが、専門的な仕事を請け負っている業者もいます。その代表が住宅リフォームです。便利屋には工務店や左官屋、水道・電気工事屋、クロス貼りの職人さんといった前職の方や兼業の方も多いのです。住まいのリフォームは大きな金額が動き、トラブルは極力抑えたいので、業者選びは慎重に行ないたいものです。便利屋としては、家事や雑用の代行をすることで住まいのどこを改善すればいいか事前に理解できます。お客様のほうでは、便利屋の仕事ぶりを通じてその人柄を"面接"できるので、安心して仕事を任せられるといった利点があります。
ただ、いくら人柄が良くて信頼できそうでも、こういった仕事を依頼する際の決め手は、資格や技術・経験などの有無。電気工事や水道工事などは内容によって資格がなければできないものもあります。"便利屋のリフォームだから"ということで、その場はリーズナブルに済んでも、未熟な技術・経験による拙い工事のため、時間が経つにつれ、あとで高い代償を支払うことにもなりかねません。
そういった結果を避けるためにも、その業者の人柄だけを信頼するのではなく、その業者のホームページがあれば資格や経歴の調査、さらに本人に直接確認するなどして、最終的な判断をしてください。最良の判断基準は"その業者を使った人に話を聞く"こと。昔から「医者と大工は近所の評判を聞け」と言われていますから。
マンションリフォーム
便利屋の中にはお客様の依頼に応じて住まいのリフォームまでやってくれるところがあります。前職で工務店や左官屋、水道・電気工事屋、クロス貼りの職人さんといった方や兼業の方も多く、業者とのお付き合いも豊富だからです。特に都心のマンションにお住まいの場合、経年変化による設備や内装の劣化、お子様の成長や家族構成の変化による収納不足の解消や間取り変更などが必要ですが、不要品処分と共にリフォームまでやってもらえればコストダウンにもつながりますね。
リフォームの注意点は"まず,そのマンションがリフォームできるかどうかをしっかり確認してから業者に相談する"という手順を踏むことです。マンションは他の住民の方との共用部分も多く、防火や避難、給排水のために勝手に改造できない部分(特にエクステリアやバスやキッチンなど)も多いのです。また建物の構造上、間取りが変更できない場合もあります(壁式構造の建物の場合)。詳細については"管理規約"や"使用細則"の確認、そのマンションの管理会社や管理組合に問い合わせてみるのがいいでしょう。また建物の構造や給・配水管などは事前に業者や専門家に確認してもらいましょう。
さらに気をつけたいのが"隣近所への配慮"です。工事中の騒音やゴミがクレームやトラブルの元となって不仲になってしまえば、リフォームが終わっても"居心地の悪い住まい"になってしまいます。両隣はもちろん、階下や階上の方への挨拶も欠かさずに。
キッチンリフォーム
最近は電磁調理器の人気で、その導入を機にキッチンのリフォームに踏み切るご家庭も多いようです。ところが住まいの中でキッチンのリフォームは最も様々な条件が課せられる場所です。何よりもキッチンはガスコンロや電磁調理器具、冷蔵庫やレンジ、食器洗浄器などの家電、食器棚や米びつ、鍋やフライパンなどの調理器具、食器、食品、布類、洗剤など、住まいの中で最もモノの種類と数が多い反面、スペースが最も限られている場所です。これらのモノをいかに効率よく収納できるようにするか、さらに奥様の"作業のしやすさ"を考慮した配置を水道やガス、電気といったライフラインの位置から構成しなければならない上、この場所の主である奥様の様々なご要望も満たなければならないからです。
基本的なリフォームはその多くがシステムキッチンを利用したものになりますが、規格外のサイズになってしまえば、ガス台や電磁調理器、シンクなどのサイズは決まっていますから、そのサイズに合わせて収納部分を新たに作り直さなければなりません。そうなればコストもかかるので、キッチンのリフォームに関しては経験豊かな業者に頼むのが最も満足のいく結果を得られるでしょう。まれに厨房などで使われる業務用冷蔵庫やガス台、換気扇などをご要望になる方もいらっしゃいますが、家庭用と業務用では使用電圧が違う、特別な工事を必要とするといった場合もあるため、こういったリフォームをご希望の際は専門業者に依頼したほうが確かです。
トイレリフォーム
トイレのリフォームは、リフォームの中でも最も依頼の多い場所です。最近はどのご家庭でも"洋式"が中心ですが、一番の利点は"足腰に負担をかけない"ということ。和式の"しゃがんで立つ"という動作の半分で済みますから、中高年の方や体が不自由な方のいるご家庭に人気が高いのです。
その施工も和式の場合はまず土台を作り、そこに便器を埋め込み、さらに衛生面も考えてタイル貼りにするといった手間がかかります。洋式の場合は下水管の位置に便器をセットするだけでよく、工事の手間もかなり省けるため、すぐ使用できます。また便器自体が汚物のはねるのを防ぐ形なので、その分、おトイレ全体に使う部材も自由になります。最近ではウォッシュレットはもちろん、暖房便座、自動開閉といった様々な機能、おトイレ全体が暖房できるといった大きな進化を遂げています。
おトイレのリフォームで注意したい点ですが、和式を洋式に変えるには、上記のように"トイレの構造"自体を変える工事になるため、それなりの出費がかかること。またおトイレの位置自体を変更したい場合も、場合によってはキッチンやバスなども含めた大がかりな配管工事の変更になる場合があり、変更した事で水の流れが悪くなり、悪臭の原因になることもあります。またマンションにお住まいの場合は、管理規約によって位置を変更できない事もあります。こういった点に注意しながら、業者とよく相談しながらリフォームを進める事が無難でしょう。
洋服リフォーム
タンスの中にしまいこんでしまった服に新たな命を与え、「この世にないオリジナルの一着」を生み出してくれるのが、洋服リフォームです。
最近は古着屋やブランド品の買い取りショップも増え、処分しやすくなりましたが、それでも"処分できない服"ってあります。その多くは"初任給ではじめて買ったブランド品"といった"思い出や愛着のある服"ではないでしょうか。それが流行の変化や好みや体形の変化で着られなくなってしまった。でも"きっといつか、着られる日が来る"と思って、しまいこんでいるのでは? "歴史は繰り返す"の言葉どおり、洋服は何十年かのサイクルで過去のデザインが流行ることがあります。ただ、それがいつかは予測できませんし、たぶんその頃には"年齢"という新たな壁のため、まず着る事はないでしょう。そこで洋服リフォームを活用するのです。
ゆとりあるデザインの服なら寸法をつめて細身のデザインにする。気に入った生地の素材や色柄なら、それらを別の服のパッチワーク素材へ転用したり、バッグや帽子などに加工し直したりする。紳士服を婦人物に作り替える。着物などをオリジナルアロハに作り替えるなど、洋服リフォームは長年培った技とアイデアで皆さんの要望に応えています。参考となるファッション誌を添えて、「こんなデザインにしたい」と相談すれば、洋服リフォームは智恵をしぼって、あなたの夢を叶えてくれるでしょう。
悪徳リフォーム対策
ニュースやワイドショーで連日とりあげられているのが"悪徳商法"。いい加減な工事で高額な請求をするリフォーム工事なども代表的な例ですね。その被害者の多くは主に一人暮らしのお年寄り。認知症による判断力低下や、はっきり断らないのをいいことに契約に持ち込まれてしまうのです。そんな契約を解約する代表的な方法が"クーリング・オフ"という制度です。ただクーリング・オフをするためには、
1)指定された商品やサービスであること(商品によっては、使ってしまったら解約できない場合もあります)
2)業者の営業所で結ばれた契約ではないこと
3)クーリング・オフについて記載された書面を受け取った日から8日以内であること(マルチ商法、内職商法、モニター商法の場合は20日以内)
といった要件を満たす必要があります。この期間内に"内容証明郵便"で「契約を解除します」という書面を相手に通知できれば、契約を白紙に戻せます。ちょっと判断に要する期間が短すぎる気もしますが、まず「"クーリング・オフ"は時間との勝負だ」ということを念頭に置いてください。では"クーリング・オフについて記された書類がない場合はどうなるか"ですが、期間に関わらずクーリング・オフができます。また工事が終わっても期間内であればクーリング・オフができますし、元の状態に復帰させることも可能。詳細は弁護士や司法書士、行政書士などの法律の専門家、自治体の消費者生活相談センターなどに問い合わせて下さい。

