できない目線の片付け

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「片付け」の関連本を数冊めくってみると・・・

・ものを捨てる
・置き場所を決める
・ものを買わない
・ADD
・ADHD

このような目次が並んでいます。
著者は、きっと"片付け上手"。
片付け上手な人から見たら、簡単に捨てられます。
置き場所も決められます。
余計なものも買いません。
これらができない人を対象には、書かれていないことが多いようです。

片付けができる人向けの本ならば、これで問題ありません。
でも、片付けができない人が参考にする本ではないのですよね。
「できる人」の目線で書かれているのですから。

人間とは不思議なものです。
片付け上手さんは、さらに興味を持って片付け本を読んだり、片付けセミナーに参加する。
収納上手さんは、さらに磨きをかけるため収納本を読んだり、収納セミナーに参加する。

人間は、好きなこと、得意なことには、自ら積極的に行動できます。

本は、そのような人向けに書かれています。それが売れるからです。
セミナーは、そのような人向けに開催されます。人が集まるからです。

だから、商売を考えるとどうしても、片付けができる人向けの本やセミナーが多くなりがちだと思います。
ということはどうしても、片づけられない人向けの情報が不足してしまいます。
彼・彼女らは、ひっそりと世間の中に隠れているからです。
だから、研究も多くはなされていません。
ゴミ屋敷の深層心理を探りきれていません。

例えゴミ屋敷に関して書かれた本があっても、生きた検証が足りません。
評論家になっています。
なぜ?

本の著者やセミナーの講師は、いったいどれだけのゴミ屋敷を片付けた経験があるのでしょうか?


できない人に、できる人の目線で話しても、理解できません。
できない人の立場にたって、目線を下げて、一緒にして差しあげる。
すると、その人の中に眠っている「片づけ力」が沸いてくるのです。

片付けの苦手意識や後ろめたさなどの為に、ずっと避けて、目を逸らしてしまったことが原因で、自らその能力を封印してしまうことだってあります。

片付けられないといっても、その能力が0ではないでしょう。
できる人が100としたら、30~40といったところ。

だったら、30~40で片付けられるように、工夫することが大切です。
目を背けてしまうと、限りなく0に近づいてしまいます。

10でも、20でも、大丈夫。
0でない限り、片付けを前に進められるのです。