診断の治療効果(ADD/ADHDで悩んでいる方へ)

スポンサードリンク

ADD関連の本の一節をご紹介します。

---

ADD族は本来、希望を持ち、夢を抱くのが得意だ。
人並み以上の想像力で、大きなことを考える。
小さなチャンスを見つけただけで、今にも大変革が起こせる気になる。
道でばったり友達に会うと、いきなり予定を変更して、「パーッとどこかへ行こうぜ」と言い出す。

しかし、夢想家はたいてい、夢が破れると、へなへなとくずれるものだ。
ADDもこの例に漏れない。
専門機関を訪ねる頃には、痛い目に遭いすぎてすっかりこりてしまい、二度と甘いことなど考えるものか、と慎重になっていることが多い。

診断がつくと希望が生まれる。
ADDの場合、ほかの病気や障害以上に、診断そのものに大きな治療効果がある。
長年の誤解でできあがった壁が、がらがらと崩れ去り、これまでの苦労の原因が、明らかに説明されるからだ。

普通の病気や障害では、診断がつきそこから治療方針を始める。
だが、ADDの場合は、診断自体が治療だといえる。
診断がついただけで、大きな救いになる。

例えば、あなたが近視で、近視などというものがあると聞いたこともなかったとしよう。
何年もの間、黒板が見づらくて授業についていけないのを、努力が足りず、やる気がないせいだと思い込んでいた。
そんな時、この世に近視というものがあるのだと聞かされたらどうだろう?
努力や態度の問題でなく、からだの問題だとわかったとしたら、どれほど安心することか、想像していただきたい。
ADDもそれと同じだ。
診断がつくと、心が解き放たれるのだ。

そのほかの治療はすべて、ADDをきちんと理解することから始まっていく。

---

「ADDと自覚して、闘う相手がわかってほっとした。」という話をお聴きすることがあります。
これが、最初の一歩なのですね。