ゴミ屋敷の片付けに想う

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「どうしてゴミ屋敷になってしまうのですか?」

これは、一言で表現はできません。

ただ、理解しなければならないことがあります。それは、
誰もゴミ屋敷にしたくてしている訳ではないのです。
だらしない訳でもないのです。
頭が悪い訳でもないのです。

皆さん聡明で、ちゃんと仕事をしておられる方がほとんどです。
人間的にも尊敬できる方たちばかりです。
できないのは...片付けだけ。
誰にだって、できないことのひとつやふたつはあるものなのですね。

しかし、ゴミ屋敷の住人に対する世間の目は、厳しいものがあります。
ゴミが外にまで溢れていたり、臭いがひどくて、他人に迷惑を掛けているのであれば、それもやむを得ないでしょう。

でも、非難だけでは何も変わりません。
「どうして片付けないのですか?」
と、このような質問をついついしてしまうかもしれません。

でも、片付けたくても片付けられない人たちに、このような質問をしても答えられません。
『頭で解っていてもできない』
誰にだってあることです。
それが些細な事なのか、重大な事なのかの違いがあるだけです。


ゴミ屋敷や物で溢れて片付いていない部屋を見て、
「同じような部屋があって安心した」
とおもう方もいるでしょう。なかには、
「モチベーションが上がった」
という人も。。。

片付けが苦手な人は、たくさんいます。
ゴミ屋敷も、案外にたくさんです。

でも、ゴミ屋敷になってしまった状態では、一人では片付けが困難です。
誰かにお願いしなければなりません。
誰に...

ゴミ屋敷の多くは、ひとり住まい、もしくは母子家庭です。
自分の家族や友達や知り合いにはお願いできないという方が多いようです。
そうですよね、誰にも知られたくはありませんよね。
「できないのなら、誰かに頼めばいいのに!」と思う方がいるかもしれませんが、頼めるんでしたら、こうはなっていません。
自分をさらけ出すのは、誰だった怖いでしょう?


そして、ゴミ屋敷の住民たちが一番辛いのは...。
勇気を振り絞って、藁をもすがる想いでゴミ屋敷の片付けを依頼した人達が、こころまで土足で入り込み、上から目線で嘲笑っている事なのです。
自分の部屋に居たたまれなくなって、そこから逃げ出す方たちもいることでしょう。
そうしている間に、全ての物がトラックに積み込まれています。今使っている物も、まだ使える物も...。

本当に必要なのは、一緒になって片付けてくれる人。
作業だけでなく、そのこころにも寄り添って・・・。

他人にキレイにしてもらった部屋はいつか元に戻ってしまいます。
でも、ゴミにまみれて一緒に片付けた部屋は、後戻りしにくくなります。

二度と後戻りしない環境を一緒になって築くことも大切です。
ゴミ屋敷になりづらい部屋にするには、ゴミを出しやすくする環境作りをすることです。
それは、整理収納のテクニックといったハードの面だけではありません。
ソフトの面でも、サポートが必要でしょう。いつでも助けを求められる誰かと繋がっていること。
こころの支えがあれば、多少のことで折れることはありません。