必要なものまで処分しない為に

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ゴミ屋敷の片付けで、クレームが最も多いのは『必要なものまで処分された』という事です。弊社も便利屋を始めた頃は、多くの依頼者にご迷惑をお掛けしてしまったと思います。
   (  申し訳ございませんでした m(_ _)m;;;  )

改善のため、どうしてそのような事態が生じるのか調査してみました。
すると、ある状況が見えてきました。

まず、作業員に未経験者が多かったこと。
人手が足りないときには、アルバイトを含めた複数人で作業しました。

そして、なにがなんでも「早く片付ける」。これが一番大切なことだと勘違いしていました。依頼者には「お手伝いいただかなくて結構ですよ」。。。
スピード重視で何でも袋詰め。依頼者とのやり取りは最小限で作業に没頭していました。ささっと片付けて、『どうです?あっという間に綺麗になったでしょう!』なんて得意顔で。。。

作業が終わったあとに、ガランとした部屋にひとり残される依頼者のことにまで、考えが至りませんでした。
依頼者は、これから部屋で生活を始めるのです。生活のためには、物が必要です。
「必要なものまで処分してしまっては・・・」

深く反省し、やりかたを変えました。
依頼者に、一つだけお手伝いをお願いすることにしました。
要不要の判断です。

準備するものは、大きめのダンボール二つ。
そしてゴミ袋。

ダンボールは依頼者の前に二つ並べて、ガムテープで蓋の部分の3カ所を立てます。
作業スタッフは、45Lor70Lのゴミ袋4枚を左手に持ちます。

そしていよいよ、ゴミとの格闘です。
目前にある物を、
・可燃物
・不燃物
・ペットボトル
・瓶・缶
袋にどんどん仕分けして入れていきます。
ここはスピード勝負です。手慣れたスタッフがどんどん作業を進めていきます。

するとその中に、処分しても良いものか判断できない物が出てきます。
そこで、依頼者に確認して仕分けもするのですが、依頼者も迷いがあります。
実際、すぐに判断できない場合が多いです。
物を捨てられない方の場合は、暫く思考がストップしてしまいます。
ここで判断を待っていたのでは、手が止まってしまい、ゴミ屋敷の片付けが間に合わなくなってしまいます。

ここで、二つのダンボールの出番です。

「すぐに判断できないものは、目の前のダンボールに入れますので、ゆっくりとみてください。」
何故大きめのダンボールが二つかというと、
スタッフが投げ入れる物のは手前に蓋を立てた一つだけで、
もう一つは、依頼者が最終的に判断し、必要とする物だけを入れる分です。
依頼者が決めていけば、「あれがない!どこにいった?」という問題がなくなります。